こんにちは!からだnaviです!今回は脳神経の解剖学になります!
脳神経は脳に出入りする末梢神経です。12対存在し、頭部・顔面だけでなく、腹部の臓器にまで支配しています。
非常に重要な神経ですので、しっかり覚えましょう!後半では動画で解説しています!!
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脳神経の種類
脳神経は12種類存在し、それぞれが重要な役割をしています。今回は嗅神経・視神経・動眼神経・滑車神経・外転神経の5種類の神経を紹介していきます!
脳神経全体の役割
上の図は脳神経全体の役割をまとめています。脳神経は運動・感覚・副交感神経線維の3種類に分けられます。また、動眼神経~舌下神経の中枢は脳幹(中脳・橋・延髄)にあります。脳神経は頭蓋骨を出入りするため、頭蓋骨のどこかの骨を通過します。通過する部位もしっかり覚えましょう!
嗅神経
嗅神経は鼻腔の上部にある嗅上皮にある嗅細胞でにおい分子を受容します。その後、篩骨にある篩板を通り頭蓋骨内に入ります。側頭葉の内側にある鉤(こう)に達し、匂いを認知します!
視神経
視神経は網膜に存在します。網膜で杆状体・錐状体細胞が光を受容したのちに、視神経へと伝達されます。視神経は蝶形骨の視神経管を通過し、頭蓋骨内へ入ります。視交叉で半分の線維を交叉したのち、視床にある外側膝状体でシナプスを形成します(視神経はおわり)。その後、神経を変え後頭葉にある一次視覚野に投射し、視覚を認知します。
動眼神経・滑車神経・外転神経
動眼神経の運動神経成分は上直筋・下直筋・内直筋・下斜筋を支配します(眼球運動に関わる筋)。副交感神経成分は瞳孔括約筋、毛様体筋を支配します(光の入る量を調節する)。
滑車神経の運動神経成分は上斜筋を支配します(眼球運動に関与する)。
外転神経の運動神経成分は外直筋を支配します。(眼球運動に関与する)。
動眼神経・滑車神経・外転神経は蝶形骨の上眼窩裂を通過し、頭蓋骨から出ます。上眼窩裂を通過する神経(動眼神経・滑車神経・外転神経・眼神経)
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