必修問題対策!(下腿三頭筋肉離れの診察)

解答&解説

問1.下腿三頭筋肉離れで痛みが誘発されない足関節運動はどれか(第28回)

  1. 自動屈曲
  2. 自動伸展
  3. 他動屈曲
  4. 他動伸展
解答&解説

正解は3番の”他動屈曲”です。

下腿三頭筋の肉離れでは足関節の他動的伸展(背屈)強制や抵抗下での自動的屈曲(底屈)・伸展(背屈)で疼痛が誘発される。理論編P395

問2.下腿三頭筋の肉離れで誤っているのはどれか。(第29回)

  1. 直達外力による発生頻度が高い。
  2. 下腿中央部内側に圧痛を認める。
  3. 足関節を他動的背屈強制で疼痛を認める。
  4. 下腿をつかむと足関節が底屈する。
解答&解説

正解は1番の”直達外力による発生頻度が高い”です。

発生機序は剣道の踏み込みなどの、膝関節伸展位での足関節伸展(背屈)で腓腹筋が遠心性収縮が起こることで発生する。また、長距離走などでは筋疲労が基盤となって発生する。いずれも介達外力によって発生する。理論編P395

問3.下腿三頭筋肉離れ発生肢位の組み合わせで正しいのはどれか。(第30回)

  1. 膝関節伸展 ―― 足関節背屈
  2. 膝関節伸展 ―― 足関節底屈
  3. 膝関節屈曲 ―― 足関節背屈
  4. 膝関節屈曲 ―― 足関節底屈
解答&解説

正解は1番の”膝関節伸展——足関節背屈”です。

問2の解説をご参照ください。

問4.下腿三頭筋肉離れの好発部位はどれか。(第31回)

解答&解説

正解は2番の”2”です。

下腿三頭筋の肉離れは二関節筋である腓腹筋の内側頭筋腹からアキレス腱への筋腱移行部に好発します。理論編P395

問5.下腿三頭筋肉離れで正しいのはどれか。(第32回)

  1. 腓腹筋内側に好発する。
  2. つま先立ちは不能である。
  3. トンプソンテスト陽性である。
  4. スポーツ選手では観血療法が選択されることが多い。
解答&解説

正解は1番の”腓腹筋内側に好発する”です。

下腿三頭筋の肉離れは腓腹筋内側頭のアキレス腱との筋腱移行部に好発します。理論編P395

2.つま先立ちは痛みが出現するが可能です。

3.トンプソンテストはアキレス腱断裂の検査法です。

4.重度損傷の場合は観血療法の適応もあるが、基本的には保存療法が選択される。

問6.下腿三頭筋肉離れで誤っているのはどれか。(第33回)

  1. 足関節底屈の筋力が低下する。
  2. マットレステストが陽性となる。
  3. 足関節の自動的な底屈で疼痛が増強する。
  4. 足関節の他動的な背屈で疼痛が増強する。
解答&解説

正解は2番の”マットレステストが陽性となる”です。

マットレステストはアキレス腱断裂時のテスト法になります。

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