問1.肩関節烏口下脱臼の固定で用いるのはどれか。 (第30回)
- 麦穂帯
- 8字帯
- セイヤー絆創膏固定
- ハンギングキャスト
解答&解説
正解は1番の”麦穂帯”です。
肩関節烏口下脱臼の固定(肩関節軽度屈曲内旋位)※軽度外転も
腋窩に枕子を入れ厚紙副子をあて、麦穂帯を用いて上腕を体幹に固定するように巻き、前腕を三角巾で吊る。理論編P306
問2.肩関節烏口下脱臼の固定で正しいのはどれか。(第31回)
- 高齢者では5~6週固定する。
- 副子は肩関節外側面に当てる。
- 肩関節軽度屈曲・内旋位で固定する。
- 肩関節からMP関節手前まで固定する。
解答&解説
正解は3番の”肩関節軽度屈曲・内旋位で固定する”です。※軽度外転もします。
固定肢位は問1の解説を参照してください。実技編P226~227
1.40歳以上では関節拘縮の予防を考慮して約3週間固定とする。
2.副子は肩関節の前後面に当てる。
4.固定範囲は肩関節部のみとする。
問3.高齢者の肩関節前方脱臼の固定期間はどれか。(第32回)
- 3週
- 6週
- 9週
- 12週
解答&解説
正解は1番の”3週”です。
40歳以上では関節拘縮の予防を考慮して約3週間の固定とする。30代以下では反復性脱臼の予防を考慮して5~6週間の固定とする。実技編P227
問4.肩関節烏口下脱臼整復後の固定肢位はどれか。(第33回)
- 軽度内転、30度水平伸展、内旋位
- 軽度内転、60度水平屈曲、外旋位
- 軽度外転、30度水平屈曲、内旋位
- 軽度外転、60度水平伸展、外旋位
解答&解説
正解は3番の”軽度外転、30度水平屈曲、内旋位”です。
固定肢位については問1、2の解説を参照してください。

コメント