筋肉の中に脂肪?!

皆さんはお肉は好きですか?

私はお肉が好きです!サムネイルの画像の見るだけでよだれが出てきます笑

ところで、赤身の肉・霜降り肉の違いってご存知ですか??調べてみると赤身の肉は脂の少ない部位の筋肉、霜降り肉はサシと呼ばれる脂身の部分が筋肉の間にまばらにある状態と言われています。

ん?ところでこれはヒトにもあるのかな??

ということで、今回は筋肉の中にできる脂肪についての記事になります!脂肪というと皮下脂肪や内臓脂肪といったワードを聞いたことあると思います!しかし、筋肉の中にも脂肪が存在します。そして、この筋内脂肪が厄介な存在となります。なぜ厄介なのか、なってしまうとどうなるのかを説明していきます!

身体のなかにできる脂肪は3種類?!

身体にたまる脂肪は3種類の蓄積パターンに分かれます。

〇皮下脂肪:これは言わずもがなですね!皮膚の下にたまる脂肪です!

〇内臓脂肪:内臓の部分(主に腹膜と言われる腸や胃を包んでいる膜)に蓄積します

〇異所性脂肪:病的環境下において脂肪組織以外の場所に脂肪が蓄積した状態(肝臓や骨格筋)

      ➜肝臓なら脂肪肝 骨格筋なら筋内脂肪

この異所性脂肪のうちの筋内脂肪は不活動や加齢によっても生じると言われていますが、ケガの後の後遺症としての報告もあります。

ここからは筋内脂肪について説明していきます!

どんな筋肉に発生するの??

私たちの身体には600個の筋肉があると言われ、沢山の種類の筋が存在しています。筋内脂肪はすべての筋肉に均等に発生するわけではなく、タイプⅠ線維(赤筋)>タイプⅡ線維(白筋)に多く発生すると言われています。

タイプⅠ線維は遅筋線維とも言われ、収縮速度は遅いですが、持久力に強く、疲労しにくい線維。ヒトの身体では姿勢を保持したり、関節の周囲に存在し、関節の安定化に働いたりします。

バランスの低下?!

筋内脂肪が多くなると筋としての役割を果たさなくなります。特に発生しやすいと言われるタイプⅠ線維に発生すると姿勢の保持や関節の安定性の保持が出来なくなります。それによって、バランスの能力の低下や転倒の原因となります。

一度脂肪化したら…

筋内脂肪に関する文献は多く発表され、腱板損傷後、足関節捻挫後、腰痛後など様々な損傷の後遺症として見られています。

筋内脂肪が出現すると、先ほども述べたように、バランス能力の低下、筋出力の低下などが発生し、再受傷や他の部位のケガにつながると言われています。

では、筋内脂肪はトレーニングすれば治るのでしょうか??

実は治ると言われている論文はありません…。

筋内脂肪を予防するには、適度な運動(筋の活動)が重要となります。ケガの直後は安静にしなければいけませんが、徐々に動かせるようになったら、どんどん運動させる必要があります。また、ケガだけに限らず日常生活においても運動をしていなければ筋内脂肪が蓄積する可能性があります。

今日はここまでになります。

ご視聴ありがとうございました!

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